−患者側弁護士としての情熱の源−
医療事件は私のライフワークであり、私の生きがいです。
その理由は、以下のとおりです。
医療被害に遭われた患者家族が、医療に求める願いは、人によっても違うでしょうが、おおよそ次のようなものだと思います。
元に戻してほしい。
それができないなら、せめて何が起きたのか事実を知りたい。
責任を認める真の謝罪がほしい。
実効的な再発防止を約束してほしい。
さらに適正な損害賠償を求めたい...
これらの願いに医療側が応えてくれないとき、患者家族は、患者側弁護士に相談されると思います。
患者側弁護士は、医療過誤として裁判で立証できる見込みを調べ、裁判で立証できる見込みがある事案について、示談交渉または裁判により、適正な損害賠償を求めるお手伝いをいたします。
謝罪、再発防止等を強制する権利は認められていませんので、医療事件は、法的には医療過誤に基づく損害賠償請求事件という形をとりますが、医療被害者のお気持ちは単なる損害賠償請求で解消されるものではないでしょう。
そこで、患者側弁護士は、医療側の法的責任を明らかにすることにより、たとえ一部であっても真実が明らかになり、謝罪、再発防止の約束につながることを願って、活動しています。つまり、医療側に法的責任がある(賠償責任がある)ことを立証することにより、医療被害に遭われた患者家族の願いを実現することにつなげたいと考えています。
私は、このように考え、トータルな意味での医療被害の克服を視野において、専門的な医療事件だけに取り組んできました。
私が、医療事件のみを取り扱う数少ない弁護士であり続け、医療事件に対する情熱が継続するのは、医療事件が医療被害者の権利回復のための人権事件で、また医療事件の適正な解決がより良い医療の実現につながると考えてきたからです。
私は、医療に真摯に取り組んでいる医師を尊敬します。一緒により良い医療を実現したいと思っています。
医療事件には困難も多いのですが、このように医療事件が早期・適正に解決して、御依頼者様のほっとした表情をみるとき、弁護士冥利に尽きます。
患者側弁護士として、つねに、最先端、最高水準の法的サービスを提供できるよう、心がけています。
●略歴
北海道生まれ
北海道札幌南高等学校卒業
中央大学法学部卒業
1997年 司法修習終了(49期)弁護士登録(第二東京弁護士会),千勝法律事務所(所長弁護士:山口紀洋)に在籍
1999年 谷直樹法律事務所を開設。
●所属団体
第二東京弁護士会
医療問題弁護団(元副幹事長)
患者の権利オンブズマン東京(幹事長)
患者の権利法をつくる会(世話人)
医療事故情報センター(正会員)
日本禁煙学会(評議員)
● 趣味
クラッシック音楽鑑賞(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、バフランツ・ヨーゼフ・ハイドン、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ヨハネス・ブラームス、フレデリック・ショパン、フランツ・リスト、クロード・ドビュッシー、モーリス・ラヴェル、イサーク・アルベニス、エンリケ・グラナドス等)
絵画鑑賞(クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、伊藤若冲、上村松園等)
読書(スコット・フィッツジェラルド、オー・ヘンリー、マルセル・プルースト、堀辰雄、原田マハ、辻村深月、ほしおさなえ、青山美智子、凪良ゆう、宮島未奈等)
将棋
●好きな街
大阪,京都,神戸
福岡,長崎
○「カルテ記載と紛争予防」(2011年1月25日,済生会横浜市南部病院)
○「基礎研修 勝てる訴状とは!」(2010年11月25日,医療問題弁護団)
○「法律事務所」(2010年10月21日,駒込学園高等学校)
○「裁判例から医師の説明義務を考える」
(2010年10月6日,東京ボランティア市民活動センター「患者の権利オンブズマン東京秋季公開研修講座」)
○ 「医療安全における事故鑑定の役割」
(日本予防医学リスクマネージメント学会第8回学術総会 ワークショップ, 2010年3月11日 )
○「患者からみた医薬分業の評価」
(医療サービス研究所,2009年4月19日)
○「苦情から学ぶ医療機関・薬局の対応」
(第11回薬薬連携協議会,2009年2月14日)
○ 「苦情から学ぶ医療機関・薬局の対応」
( 日本社会薬学会第27年会教育講演,2008年9月7日)
○ 「患者サイドから見た医療ADRへの期待と意見」
(NPO法人医事紛争研究会 医療ADRシンポジウム, 2008年9月6日)
○「相談依頼者への対応」(日本助産師会,2007年2月17日)
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